2020 Virtual Scientific Program American Society of Clinical Oncology®

Abstract 4519 肝臓癌


A phase 1b study of lenvatinib plus pembrolizumab in patients with unresectable hepatocellular carcinoma (uHCC)

First Author : Andrew X. Zhu, et al.

切除不能肝細胞癌患者に対するレンバチニブ及びペムブロリズマブ併用投与の第1b相試験

背景

肝細胞癌においてレンバチニブとペムブロリズマブの有効性が示されている
 局所治療後に増悪した進行肝細胞癌患者に対して薬物療法の有用性が示されている。中でも、レンバチニブはVEGFR,FGFR等のマルチキナーゼインヒビターであり、切除不能肝細胞癌に対する一次治療として承認されている。また、ペムブロリズマブは抗PD-1抗体であり、ソラフェニブ治療後の二次治療として承認されている(本邦では未承認)。そこで、切除不能肝細胞癌患者に対してレンバチニブ及びペムブロリズマブ併用投与の安全性及び忍容性(DLT評価コホート:Part1)並びに有効性(拡大コホート:Part2)を検討することを目的とした非盲検第1b相臨床試験が実施された。

対象と方法

切除不能肝細胞癌患者に対するレンバチニブ及びペムブロリズマブ併用投与
 対象は、TACEなBCLC Stage B又はBCLC Stage Cの切除不能な肝細胞癌を有する、Child-Pugh分類AかつECOG PS 0又は1の患者とされた。また、Part1は他治療の適応とならない患者が組み入れられ、Part2には全身化学療法未治療の患者が組み入れられた。患者は体重に応じてレンバチニブ12mg/日又は8mg/日を経口で連日投与され、ペムブロリズマブ 200mgを3週間間隔で投与された。
 Part1の主要評価項目は安全性及び忍容性、Part2の主要評価項目は独立した画像判定によるmodified RECIST及びRECIST ver1.1に基づく客観的奏効割合及び奏効期間が設定され、副次評価項目及び探索的評価項目として、無増悪生存期間、無増悪期間、全生存期間、薬物動態、及びペムブロリズマブに対する抗体が設定された。

結果

このコンテンツは会員限定です。ログインをしてご覧ください。

ユーザ登録 ログイン

レポート一覧へ