2020 Virtual Scientific Program American Society of Clinical Oncology®

Abstract 4518 肝臓癌


A prospective, randomized, controlled trial of selective DEB-TACE vs. selective cTACE with epirubicin for hepatocellular carcinoma: JIVROSG-1302 PRESIDENT study

First Author : Ikeda M, et al.

肝細胞癌に対する選択的DEB-TACEと選択的conventional TACEを比較する前向きランダム化比較試験:JIVROSG-1302 PRESIDENT study

背景

切除不能肝細胞癌に対して選択的な肝動脈化学塞栓療法の有用性が示されている
 肝細胞癌に対する局所治療として、腫瘍の数が少なく小結節の場合、区域又は亜区域の腫瘍栄養血管にカテーテルを挿入した選択的な肝動脈化学塞栓療法(TACE)が行われる。エピルビシンを付加した薬剤溶出性ビーズを用いたTACE(DEB-TACE)とエピルビシンをリピオドールと懸濁したTACE(cTACE)の局所制御率を比較する前向きランダム化比較試験が実施された。

対象と方法

進DEB-TACEとcTACEのランダム化比較試験
 対象は、選択的TACEが予定された切除不能肝細胞癌で、Child-Pugh分類A又はB,ECOG PS 0又は1の患者とされた。患者は、最大腫瘍径、腫瘍個数及び施設を割り付け因子として、選択的DEB-TACE群と選択的cTACE群とに1:1の割合でランダム化割り付けされた(図1)。

図1.試験デザイン

Abstract 4015
(発表者の許可を得て掲載)

このコンテンツは会員限定です。ログインをしてご覧ください。

ユーザ登録 ログイン

レポート一覧へ