Annual Meeting of the American Society of Clinical Oncology® 2022

Abstract 9003 肺癌


A phase II study (TACTI-002) in first-line metastatic non–small cell lung carcinoma investigating eftilagimod alpha (soluble LAG-3 protein) and pembrolizumab: Updated results from a PD-L1 unselected population.

First Author : Enriqueta Felip , et al.

転移性非小細胞肺癌に対する一次エフチラギモドアルファとペムブロリズマブの併用療法の第2相試験(TACTI-002):PD-L1発現によらない患者集団の結果

背景と目的

Eftilagimod Alpha (enfi)は、可溶性LAG-3 (Lymphocyte Activation Gene 3)タンパク質とヒト型IgG Fc部との可溶性融合タンパク質であり、樹状細胞等の抗原提示細胞のHLA (Human Leucocyte Antigen) Class II分子に結合し、HLA Class IIシグナルを介して樹状細胞を活性化し、それに伴うCD8+ T細胞の賦活化を行うと同時にT細胞表面上のLAG3タンパク質に対しては抑制的に機能することでCD8+T細胞の活性化を誘導することがin vitroの解析から知られている。(図1)。同薬剤を抗PD-1/PD-L1抗体と併用することで相乗的な抗腫瘍効果が期待される。TACI-002は、enfiとPembrolizumab(Pembro)の併用の効果を検討した国際共同第2相試験であり、本発表では未治療の進行・転移性非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象としたパートAの結果が報告された。

図1 Eftilagimod Alphaの構造と作用機序

Abstract 9003
(発表者の許可を得て掲載)

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