ESMO Virtual Congress 2020

Abstract 401MO 大腸癌


OS and long-term DFS with 3- vs. 6-month adjuvant oxaliplatin and fluoropyrimidine-based therapy for stage III colon cancer patients: A randomized phase 3 ACHIEVE trial

First Author : Takayuki Yoshino, et al.

日本人を対象としたStage III結腸がんに対する術後補助CAPOX/FOLFOX3ヶ月投与の全生存期間、長期フォローにおける無病生存期間は?初回解析との違いは?(ACHIEVE試験)

背景

 ACHIEVE試験1)は、国際共同のIDEA collaborationのひとつであり、Stage III結腸癌に対する術後補助化学療法としてFOLFOXまたはCAPOXを用いた場合、その投与期間について6ヵ月と3ヵ月とを比較した無作為化第III相比較試験である。
今回、本試験の5年DFSとOSが報告された。(図1)

図1. ACHIEVE試験概要

Abstract 401MO
(発表者の許可を得て掲載)

対象と方法

 盲腸から直腸S状部に原発巣を有するStageIII腺癌に対し、根治度Aの手術が施行された患者を対象としている。術後補助化学療法として、CAPOXまたはFOLFOXを主治医が選択でき、6ヵ月治療群(mFOLFOX6 12コース、またはCAPOX 8コース)の標準治療群と、3ヵ月治療群( mFOLFOX6 6コース、またはCAPOX 4コース)の試験治療群が1:1で割り付けられた。主要評価項目はDFS、副次評価項目はOS、TTF(time to treatment failure)、治療完遂率、有害事象である。
2012年8月~2014年6月の間に1,313例が登録され、登録症例のうち、CAPOX/FOLFOXが75/25%、low risk群(T1-3 and N1)/high risk群(T4 or N2)が56/44%であった。解析対象となった1,291例がmITT解析で比較された。2019年9月までのデータをもとに5年DFSと5年OSの解析が行われた。さらにrisk(low risk vs. high risk)、レジメン(FOLFOX vs. CAPOX)間での生存率の比較も行った。

このコンテンツは会員限定です。ログインをしてご覧ください。

ユーザ登録 ログイン

レポート一覧へ