Personalized circulating tumor DNA assay for the detection of minimal residual disease in patients with oligometastatic CRC patients undergoing resection of metastases
First Author : Fotios Loupakis
結腸直腸癌患者における遠隔転移切除後の微小残存病変検出のための個別化ctDNAアッセイ
背景
遠隔転移を有する結腸直腸癌患者において、遠隔転移切除は比較的安全に施行可能であるものの、根治を得られるのはその25%以下とされている。先行研究において、遠隔転移切除後のctDNAの検出は強い予後不良因子であることが示されているが、現状ではアッセイの検出感度が低いことや、臨床データも十分でないことなど課題も多い。こういった状況下で近年、SignateraTM ctDNA assayがPCRとNGSを組み合わせた手法で、ctDNAの非常に高い検出力を示し、注目されていた。
対象と方法
治癒切除を受ける転移性結腸直腸癌患者を対象とし、術後に血液検査を行った。血液検査は術後8～12週おきにCT検査と共に施行され、CTで画像的に再発を認めた場合は以後の血液検査は中止した。薬物療法の施行などは規定しなかった。（図１）
図１．研究デザイン
（発表者の許可を得て掲載）