ESMO Virtual Congress 2020

Abstract LBA51 肺癌


KEYNOTE-024 5-year OS update: First-line (1L) pembrolizumab (pembro) vs platinum-based chemotherapy (chemo) in patients (pts) with metastatic NSCLC and PD-L1 tumour proportion score (TPS) ≥50%

First Author : Julie R.Brahmer

KEYNOTE-024試験 5年のOSアップデート:PD-L1(TPS)50%以上の転移性NSCLC患者におけるペムブロリズマブとプラチナ併用化学療法の一次治療における比較

背景

 PD-L1;TPS 50%以上でEGFR / ALK遺伝子変異のない進行非小細胞性肺癌患者に対し、1次治療でペムブロリズマブ単剤療法は化学療法に対し、KEYNOTE-024(NCT02142738)試験で優越性が実証された。 今回KEYNOTE-024の最新の有効性と安全性について5年フォローアップデータを報告した。

対象と方法

 未治療Ⅳ期進行非小細胞性肺癌患者305例がペムブロリズマブ群(200 mg 3週毎で最大35サイクル[2年まで投与]))またはプラチナ併用化学療法群(4-6サイクル)に無作為化された。層別化因子はは、ECOG PS(0/1)、組織型(扁平上皮/非扁平上皮)、および地域(東アジア/その他)であった。化学療法に割り付けられた患者に病勢増悪が認められた場合には、ペムブロリズマブ単剤療法へのクロスオーバーが認められていた。一方、ペムブロリズマブ割り付けられた患者で2年間の治療を完遂、またはCRの達成後にペムブロリズマブが中止され、その後病勢増悪が認められた場合には、2次治療としてのペムブロリズマブ単剤療法開始も認められていた。主要評価項目は中央判定による無増悪生存期間(PFS)で副次的評価項目は全生存期間(OS)、奏効割合(ORR)、および安全性、奏効持続期間であった。有効性解析は、RECIST v1.1に従って評価された。(図1)

図1. 試験デザイン

Abstract LBA2
(発表者の許可を得て掲載)

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