Abstract LBA44 肺癌


Primary results of a randomized phase II study of osimertinib plus bevacizumab versus osimertinib monotherapy for untreated patients with non-squamous non-small-cell lung cancer harboring EGFR mutations; WJOG9717L study

First Author : Hirotsugu Kenmotsu et al.

未治療EGFR遺伝子変異陽性非扁平上皮非小細胞肺癌に対する、オシメルチニブ+ベバシズマブ併用療法とオシメルチニブ単独療法の無作為化第2相試験の初回解析結果(WJOG9717L試験)

背景

 未治療EGFR遺伝子変異陽性進行非小細胞肺癌(NSCLC)に対して、エルロチニブとVEGF阻害剤との併用療法の有効性が示されたことから1)、標準治療であるオシメルチニブとVEGF阻害剤との併用による更なる上乗せ効果に対して期待が集まっている。すでに、EGFR-TKIに不応となったT790M陽性、進行・再発NSCLCを対象としたWJOG8715L試験、ETOP BOOSTER試験の結果は報告されており、この対象における、ベバシズマブの上乗せ効果は示されなかった2),3)。ESMO2021では、未治療EGFR遺伝子変異陽性進行非扁平上皮NSCLCに対する、オシメルチニブへのベバシズマブの上乗せ効果を探索する無作為化第2相試験WJOG9717L試験の初回解析結果が報告された。

対象と方法

 本試験は化学療法未施行、非扁平上皮NSCLC、EGFR エクソン19欠失(Del19)またはL858R変異陽性、臨床病期ⅢB-IV期、または術後再発、症候性脳転移のない症例を対象とし、オシメルチニブ+ベバシズマブ併用療法(併用群)とオシメルチニブ単剤療法(単剤群)とに1:1に無作為割り付けが行われた。主要評価項目は独立中央判定による無増悪生存期間(PFS)で、副次評価項目は担当医判定によるPFS、奏効割合、全生存期間、有害事象発生割合だった。層別化因子は性別、臨床病期(ⅢB-IV期 vs 術後再発)、EGFR変異型(Del19 vs L858R)だった。(図1)

図1 WJOG9717L試験の試験デザイン

Abstract LBA44
(発表者の許可を得て掲載)

 統計設定は、併用群のPFS中央値が27ヵ月、単剤群が18ヵ月、ハザード比が0.67、αが20%、検出力が80%、登録期間1.5年、観察期間2年で、目標症例数120例と設定され、122例が登録された。

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