膵癌化学療法の変遷
 

このエントリーをはてなブックマークに追加

膵癌に対する薬物療法の開発の変遷

 進行膵癌では、1997年にゲムシタビン(GEM)が登場後、エルロチニブを除く、多くのゲムシタビン併用療法は有効性を検証出来なかった。本邦でもGEST試験において、GEM+S-1療法の優越性は示されなかった。2010年以後、FOLFIRINOX療法、GEM+ナブパクリタキセル(nab-P)が優越性を示し、特に遠隔転移膵癌の化学療法は大きく進歩した。また近年は、BRCA変異など相同修復遺伝子異常に基づく開発も盛んであり、オラパリブは、FOLFIRINOXの維持療法として優越性が示された。周術期治療においては、ゲムシタビン術後補助療法に続き、本邦では、S-1、海外では、ゲムシタビン+カペシタビン療法、mFOLFIRINOX療法が標準治療となった。更に近年は、GEM+S-1療法の術前治療としての優越性が証明され、周術期治療も大きく変化している。

このコンテンツは会員限定です。ログインをしてご覧ください。

ユーザ登録 ログイン

キャンサーwiki 一覧へ